Nintendo SwitchからNintendo Switch 2へデータを移したいのに、まるごと転送ができないと「セーブデータが消えるのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、まるごと転送が始まらない原因の多くは、初回設定の状態、ニンテンドーアカウント、本体更新、インターネット接続などを順番に確認することで切り分けられます。
特にNintendo Switch 2のまるごと転送は通常のデータ移行とは違い、Switch 2の初回設定中に利用する機能である点が重要です。
すでに初回設定を終えていてまるごと転送そのものが使えなくても、セーブデータの引っ越しなど別の方法で必要なデータを移せる場合があります。
ここでは、Switch2でまるごと転送ができないときに考えられる原因から、止まった場合の復旧方法、初期設定後の代替手段まで順番に整理します。
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Switch2でまるごと転送できない原因8つ
Switch 2でまるごと転送ができない場合は、故障を疑う前に利用条件を一つずつ確認することが大切です。
2026年9月時点の任天堂の案内では、まるごと転送には初回設定中という条件に加えて、インターネット接続やニンテンドーアカウントの認証などが必要です。
画面に表示されている症状と照らし合わせると、どこで問題が起きているのか判断しやすくなります。
初回設定を終えている
最も注意したいのが、Nintendo Switch 2のまるごと転送は本体の初回設定中にのみ実行できるという仕様です。
初回設定で「転送しない」などを選択してHOMEメニューまで進んだあと、設定画面から改めて同じまるごと転送を開始することはできません。
Switch側には「Nintendo Switch 2にまるごと転送」という項目があっても、転送先となるSwitch 2が受け入れ待ちの状態でなければローカル通信による転送は成立しません。
すでに通常利用を始めている場合は、後述する「セーブデータの引っ越し」などを使う方法を検討しましょう。
アカウントが違う
まるごと転送では、Switch 2側で転送元のNintendo Switchに連携されているニンテンドーアカウントのいずれかを使ってログインする必要があります。
まったく別のニンテンドーアカウントや、転送元のSwitchで使われたことがないアカウントを入力すると、転送を進められない場合があります。
代表的なケースではエラーコード「2124-0290」が表示されるため、その場合はSwitch側で実際に使用しているアカウントを確認してからログインし直します。
複数人でSwitchを利用している家庭では、メールアドレスが似ている家族のアカウントを取り違えないようにするとスムーズです。
ネット接続がない
まるごと転送は2台を近づけて行うローカル通信が中心ですが、ニンテンドーアカウントの認証にはインターネット接続も必要です。
そのため、Nintendo SwitchとNintendo Switch 2の両方をインターネットへ接続できる状態にしておかなければなりません。
Wi-Fiの電波が弱い部屋や、認証が必要なホテルなどのネットワークでは手続きが途中で進まない可能性もあるため、家庭の安定した回線で行うのが無難です。
- Switchがインターネット接続済みか確認
- Switch 2もインターネット接続済みか確認
- 機内モードを解除
- Wi-Fiルーターの近くで実行
- ニンテンドーアカウントへログインできるか確認
本体更新が不足している
Nintendo SwitchからSwitch 2へローカル通信でまるごと転送する場合、Switch側を必要なシステムバージョンへ更新しておく必要があります。
転送画面で本体更新を求められた場合は、そのまま更新を完了させてから改めて転送操作を進めましょう。
過去にはローカル通信中にエラーコード「2011-0301」や「2168-0002」が繰り返し表示される問題がありましたが、任天堂は2025年11月25日配信のシステムバージョン21.0.1で修正したと案内しています。
古いシステムのまま使っている本体では、まず更新することが有効な対処になります。
国内専用機の条件を満たしていない
転送先が「Nintendo Switch 2 日本語・国内専用」の場合は、転送元のSwitchに登録されているユーザーのニンテンドーアカウントの国・地域にも条件があります。
任天堂の案内では、転送元のSwitchに登録されているユーザーに連携したニンテンドーアカウントの国・地域が、すべて日本である必要があります。
日本以外に設定されたニンテンドーアカウントのユーザーが1人でも含まれている場合、途中から進めなくなるため注意しましょう。
| 確認項目 | 必要な状態 |
|---|---|
| 転送先 | 日本語・国内専用 |
| 登録ユーザー | 全員を確認 |
| 国・地域 | すべて日本 |
| 海外設定ユーザー | 条件を再確認 |
セット商品の受け取りが済んでいない
ダウンロード版ソフトがセットになったNintendo Switchを使っている場合、そのセットソフトをまだニンテンドーアカウントへ登録していないことが原因になる場合があります。
このケースでは「この本体とセットのソフトをまだ受け取っていません」といった案内が表示されるため、ニンテンドーeショップから対象ソフトを登録してから再度まるごと転送を行います。
すでに同じソフトを購入しているアカウントでは重複して登録できないため、対象ソフトを所有していない別のユーザーで登録する必要が生じることもあります。
セット商品を利用している人は、転送作業の前に付属ソフトの受け取り状況を確認しておくと安心です。
2台が接続できていない
ローカル通信によるまるごと転送では、Switch 2側で受け入れ準備を行ったあと、転送元のSwitchからそのSwitch 2を探します。
2台が離れていたり、Switch 2側の画面を別の操作へ進めたりすると、転送先をうまく見つけられない可能性があります。
転送元のSwitchと転送先のSwitch 2を同じ場所へ置き、案内された画面を維持した状態でしばらく待ちましょう。
テレビの裏や家具を挟んだ場所へ分けて置くより、机の上などで2台を近づけて作業する方が分かりやすいです。
電源条件を満たしていない
まるごと転送の途中では、SwitchとSwitch 2にACアダプターの接続を求められる場合があります。
転送中にバッテリーが切れることを避けるためにも、基本的には両方の本体をそれぞれ適切なACアダプターへ接続した状態で進めるのがおすすめです。
SwitchにはNintendo Switch用ACアダプター、Switch 2にはNintendo Switch 2用ACアダプターを用意し、転送開始前に充電できているか確認しておきましょう。
ACアダプターを接続するよう表示されている場合は、先にその条件を満たしてから操作を進めます。
まるごと転送を成功させる手順
原因がはっきりしない場合は、途中の画面から試行錯誤するより、必要な準備を整えて正しい順番で操作する方が確実です。
ローカル通信では最初にSwitch 2側を転送待ちにし、そのあとで元のSwitchを操作する流れになります。
特にSwitch側から先に操作し続けても、Switch 2が受け入れ状態になっていなければ接続できないため順番を意識しましょう。
事前準備
作業を開始する前に、Nintendo SwitchとSwitch 2の両方が正常に起動し、インターネットへ接続できる状態にします。
ニンテンドーアカウントのメールアドレスやパスワードが分からない場合は、転送途中で止まらないよう事前にログイン可能か確認しておくのがおすすめです。
みまもり設定を利用している場合は暗証番号を求められることもあるため、あわせて確認しておきましょう。
- 2台を十分に充電
- ACアダプターを準備
- インターネットへ接続
- Switchを本体更新
- ニンテンドーアカウントを確認
- みまもり設定の暗証番号を確認
- 2台を近くへ置く
Switch 2側から始める
新品または初期設定前のSwitch 2を起動し、言語や地域などの初期設定を画面に沿って進めます。
「これまでNintendo Switchであそんでいた方へ」といったまるごと転送の案内が表示されたら、転送へ進む選択肢を選びます。
その後、転送元のSwitchで利用しているニンテンドーアカウントでログインし、Switchを近くへ用意した状態で転送元の操作を求める画面まで進めます。
この段階ではSwitch 2側をHOMEメニューなどへ戻さず、案内画面を表示したままにしておきましょう。
| 順番 | 操作する本体 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1 | Switch 2 | 初回設定を開始 |
| 2 | Switch 2 | まるごと転送を選択 |
| 3 | Switch 2 | アカウントへログイン |
| 4 | Switch 2 | 転送元を待つ |
| 5 | Switch | まるごと転送を開始 |
| 6 | 両方 | 転送を完了 |
Switch側を操作する
Switch 2側が転送待ちになったら、元のNintendo Switchで「設定」から「本体」を開き、「Nintendo Switch 2にまるごと転送」を選びます。
画面の注意事項を確認し、転送先のSwitch 2を手元に用意していることを選択すると、Switch 2を探す処理へ進みます。
転送するデータの確認画面では、システムバージョンによってソフトの再ダウンロードやアルバムデータの扱いを変更できる場合もあるため、表示内容を読んでから確定しましょう。
2台の接続が成立したらSwitch 2側でデータの受け取りを開始し、完了表示が出るまで電源を切らずに待ちます。
途中で止まったときの対処法
まるごと転送が開始できても、残り時間が変化しなかったり、エラーコードが出たりして途中で止まる場合があります。
この場合は慌てて本体を初期化せず、画面に表示された状態に応じて対処することが重要です。
任天堂が個別に復旧方法を案内している症状もあるため、まず表示内容を正確に確認しましょう。
残り時間が進まない
「残り○分」と表示された状態から長時間進まない場合は、任天堂が再開手順を案内しています。
転送元のSwitchと転送先のSwitch 2それぞれで電源ボタンを12秒間押し続け、電源を完全にOFFにします。
その後2台の電源を入れ直すと、まるごと転送を再開するための案内が表示されるため、その画面に従って処理を再開します。
この症状が出たからといって、自己判断でSwitch 2やSwitchを初期化する必要はありません。
- 両方の電源ボタンを12秒押す
- 完全に電源をOFFにする
- 両方を再び起動する
- 転送再開の案内に従う
- 本体を初期化しない
エラーコードが出る
エラーコードが表示された場合は、その番号によって原因と対処法が異なります。
アカウント関連の「2124-0290」が表示された場合は、転送元のSwitchで使用しているニンテンドーアカウントと、Switch 2でログインしたアカウントが対応しているか確認します。
「2011-0301」や「2168-0002」を転送中に繰り返す場合は、過去の不具合修正が適用されるよう両本体のシステム更新状況を確認することが重要です。
番号がこれらと異なる場合は、推測で設定を変えるより、表示されたエラーコードを基準に原因を切り分けましょう。
| 症状 | 最初に確認すること |
|---|---|
| 2124-0290 | 使用中のアカウント |
| 2011-0301 | システム更新 |
| 2168-0002 | システム更新 |
| 通信エラー | ネット接続と本体距離 |
| AC接続要求 | ACアダプター |
本体が見つからない
Switch側がSwitch 2を探し続けている場合は、Switch 2がまるごと転送の待機画面になっているか確認します。
両方の本体を近づけ、ACアダプターへ接続し、インターネット接続や本体更新が完了している状態にして再度待ちましょう。
Switch 2を一度HOMEメニューまで進めてしまった場合は、単なる通信失敗ではなく初回設定の条件そのものを満たしていない可能性もあります。
何度やっても見つからない場合は、本体距離だけでなくアカウントや国内専用機の国・地域条件まで戻って確認すると原因を絞り込みやすくなります。
初期設定後に転送できない場合の移行方法
すでにSwitch 2の初期設定を完了している場合は、同じまるごと転送を後から追加実行することはできません。
ただし、まるごと転送が使えないことと、Switchのデータを何も移行できないことは別です。
特に大切なセーブデータについては、ゲームの仕様に応じて別の移行方法を選べるため、目的を分けて考えましょう。
セーブデータの引っ越し
初期設定後にSwitchからSwitch 2へセーブデータを移したい場合は、「セーブデータの引っ越し」が代表的な代替手段です。
まるごと転送とは違って本体の初回設定時だけに限定される機能ではないため、すでに使い始めているSwitch 2にも利用できます。
ただし、これは本体の設定やアルバムなどをまとめてコピーする機能ではなく、基本的には対象のセーブデータを別の本体へ移動させる機能です。
ソフトによってセーブデータの扱いが異なるため、移したいゲームが通常のセーブデータ引っ越しに対応しているか確認しましょう。
| 項目 | まるごと転送 | セーブデータの引っ越し |
|---|---|---|
| 利用時期 | Switch 2初回設定時 | 初回設定後も可能 |
| ユーザー設定 | まとめて移行 | 対象外 |
| セーブデータ | まとめて移行 | 個別に移行 |
| 本体設定 | 移行対象 | 対象外 |
| アルバム | 条件に応じて移行 | 対象外 |
セーブデータお預かり
Nintendo Switch Onlineに加入していて対象ソフトを利用している場合は、「セーブデータお預かり」を使ってSwitch 2へセーブデータをダウンロードできる場合があります。
クラウド上にバックアップされたセーブデータを利用する方法なので、元のSwitchとSwitch 2を直接近づけて転送する必要がないのが特徴です。
一方で、Nintendo Switch Onlineのセーブデータお預かりに対応していないタイトルも存在するため、すべてのゲームに使える方法ではありません。
大切なゲームについては「クラウド対応だから大丈夫」と決めつけず、ソフトごとの対応状況を確認してから移行方法を選びましょう。
- 対象ソフトか確認
- Nintendo Switch Online加入状況を確認
- 元のSwitchでバックアップ状況を確認
- Switch 2で同じアカウントを使用
- 最新データをダウンロード
特殊なセーブデータ
『あつまれ どうぶつの森』の島データなど、一般的なユーザー単位のセーブデータとは扱いが異なるタイトルがあります。
初回設定中にまるごと転送を行えば『あつまれ どうぶつの森』の島もほかのデータと一緒に引き継げますが、まるごと転送を利用しなかった場合はゲーム固有の移行手順を確認する必要があります。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』など、Nintendo Switch Onlineの一般的なセーブデータお預かりに対応していないゲームもあるため注意が必要です。
通常のセーブデータ引っ越し、クラウド、ゲーム独自の引っ越し機能のどれを使うべきかは、タイトルごとに判断しましょう。
まるごと転送前に知っておきたい注意点
まるごと転送は便利ですが、単純にすべてのデータを別の本体へ複製して終わるとは限りません。
データの種類によっては元のSwitchから削除されるものがあり、ダウンロードソフトは転送後に再ダウンロードされる場合があります。
作業を始める前に「何が残り、何が移動し、何を再取得するのか」を把握しておくと、転送後に慌てずに済みます。
元のSwitchに残らないデータ
ローカル通信のまるごと転送は多くの情報をコピーしますが、すべてのセーブデータが元のSwitchにそのまま残るわけではありません。
一部タイトルのセーブデータは、Switch 2へ転送したあと元のSwitch側から削除されるため、転送途中に表示される注意事項を必ず確認しましょう。
『あつまれ どうぶつの森』の島データも、まるごと転送後は転送元のSwitchから削除される扱いとなるため、2台で同じ島をそのまま並行利用する目的には向きません。
- 注意画面を読み飛ばさない
- 消去対象のセーブデータを確認
- 家族のデータも事前に確認
- 転送完了前に初期化しない
- 必要ならバックアップ状況を確認
ソフトは再ダウンロードされる
購入済みのダウンロードソフトは、まるごと転送後にSwitch 2側で順次再ダウンロードされる仕組みがあります。
そのため、まるごと転送自体が完了していても、すべてのゲームが直後から完全にダウンロード済みになっているとは限りません。
ソフトの本数が多い場合や大容量タイトルを多数所有している場合は、転送完了後のダウンロードにも時間と通信量が必要です。
「ソフトが見当たらないから転送に失敗した」と判断する前に、HOMEメニューのダウンロード状況を確認しましょう。
| データ | 主な扱い |
|---|---|
| ユーザー | 転送対象 |
| セーブデータ | 転送対象 |
| 本体設定 | 転送対象 |
| 画面写真・動画 | 条件に応じて転送 |
| ダウンロードソフト | 転送後に再ダウンロード |
| 一部セーブデータ | 元本体から消去 |
サーバー転送は性質が違う
まるごと転送には、SwitchとSwitch 2を手元に置いてローカル通信する方法だけでなく、Nintendo Switchのデータをいったん専用サーバーへ送る方法も用意されています。
サーバー経由はSwitch 2を購入する前に元のSwitchを手放す人などを想定した方法で、ローカル通信と同じ感覚で気軽に選ぶものではありません。
サーバーへデータを送ったあとは元のSwitchが初期化されるため、今後も元のSwitchを利用する予定なら、2台を手元に用意してローカル通信で転送する方法が基本です。
また、サーバー経由で受け取る際は、データを送信したときに指定した代表ユーザーのニンテンドーアカウントでログインする必要があるため、アカウントを忘れないようにしましょう。
条件を順番に確認すればデータ移行を進めやすい
Switch 2でまるごと転送ができない場合は、まずSwitch 2が初回設定中かどうかを確認することが最優先です。
初回設定中であれば、両本体のインターネット接続、Switchのシステム更新、転送元で使用しているニンテンドーアカウント、ACアダプター、2台の距離を順番に確認すると原因を絞り込みやすくなります。
転送先が日本語・国内専用モデルなら、転送元に登録された各ユーザーのニンテンドーアカウントの国・地域も確認しておきましょう。
転送中に「残り○分」から進まなくなった場合は、任天堂が案内する方法に従って両本体を電源ボタン長押しで完全にOFFにし、再起動後に転送を再開できます。
すでにSwitch 2の初回設定を終えている場合は、まるごと転送を後から実行することはできませんが、セーブデータの引っ越しやセーブデータお預かりなどを使って必要なデータを移せる場合があります。
まるごと転送が表示されないだけでデータ移行そのものを諦める必要はないため、現在のSwitch 2の状態と移したいデータの種類を整理して最適な方法を選びましょう。
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