お客様の声
iPhone6Sの水没クリーニング!!
2018/03/06
こんにちは!
≪iPhone修理ならI.C.C倉敷店≫今日はこちらに出勤しております。新人スタッフHです。
今回は、iPhone6Sの水没修理の依頼を倉敷市玉島からお越しのお客様より頂いたので、その修理風景を載せていきます。
iPhoneってやっぱり精密機械だから水には弱いです。防水機能をどれだけ上げても、検証するシチュエーションがまったく動きのない水の中で行われますから、そりゃちょっと長い時間入れていても水没はしませんよ!
だいたい水没してしまう場合は何かの拍子で落ちてしまう事がほとんどですからね。
今回のお客様も娘さんがトイレでiPhoneを落としてしまったようです。トイレはまぁまぁ落としがちな場所ですね。
スタッフH『いつ頃落とされました??』
お客様『3日前にトイレで娘が落としてしまったようで、始めは普通に動いていたんですが、日を追うごとにだんだんタッチ操作も効かなくなって、今日の朝にはもう動かなくなりました…』
こういう場合はなるべく早く修理店に持って行くか、ジップロックの中に乾燥剤とiPhoneを一緒に入れて、1日もあれば乾燥は完了します。そして、水没したら早い段階で電源を切る!
使えるからといってそのまま使っていると、ふとした時にいきなりiPhoneが停止して、完全に修理不可能に陥ってしまします。こうなったらいくら修理しようが、基盤を直そうが中の大事なデータは帰ってきません。
この画像のように、お米と一緒に入れてもGood!
乾燥剤はいざとなると意外とないもので、お米は使えます。後、Simカードも一緒に抜いておきましょう。Simカードにサビが浮いてしまうと落とすのに時間と労力がいりますからね。
さぁ!修理に入りましょう!
持って来られた時点でiPhone自体の画面は点灯していましたが、タッチ操作は出来ませんでした。画面はしみた跡がなかったんで、恐らく画面のコネクターを綺麗にクリーニングしてあげれば復活しそうです!
中を開けてみると…
3日前に落としたのに、まだ水分が残っています。水没を知らせる印もしっかりと赤くなっていました。
画面による間接的なシャットアウトは出来ないので、いささか怖いですが直接バッテリーのコネクターを切りましょう。ショートだけは絶対にしてくれるなー、と願いながらシャットダウン!
次は、画面を取り外していきます。画面のコネクター部分は思ったよりサビが確認できないので、やっぱり綺麗にしてあげれば復活しそうです。
水没修理に時間がかかってしまうのは、一度基盤から何から全部分解してクリーニングする必要があるからなんです。特に、通電するであろう部分はサビや水分が残っていては一大事!エタノールを綿棒に浸して拭き取ります。
本体側の分解と、クリーニングが済めば今度は画面です。画面側の分解は、パネル交換で毎回やっているんで早いものです。ん~画面はこれといってサビも浮いてないから大丈夫そうだ!
しっかり乾燥するまでだいたい10分ぐらい。エタノールは気化するのが早いから乾燥までが早いです!
最後は、『復活してくれよ!』と願いながらの組み上げです。画面を本体に取り付けて、バッテリーのコネクターを繋ぎ、電源ボタンを押すと……
ヤッター復活!!!!
タッチ操作も確認しましたが、どこも問題なし!カメラも正面、背面ともに良行!
素晴らしい!!水没修理では、今回のように完全復活する可能性は30%と言われていて、大体はどこかほかの部分を交換してあげれば復活するケースが殆どのなか、このiPhoneは見事なにも交換せずに復活しました!
お客様に電話で、『何も交換せずに元通りになりましたよ!!』とお伝えしたら、かなり喜んでいました。いや~良かった良かった。
ですが、復活したからと言って油断は禁物です。回復したとはいえ水没した端末です。いつどこで急に動かなくなるか分かりません。
お家に持って帰ったら、すぐにデータのバックアップを行ってあげればもし、急に動かなくなったとしても大丈夫ですからね。
当店では水没修理で、今回のように完全に復旧した場合、成功報酬としてどのiPhoneでも一律税別10,000円頂きます。
ですが、完全復旧の可能性は始めに行った通り30%です。なので、私どもスタッフも100%治ります!とは断言できません…
なので、小まめなバックアップはしてあげて下さい。水没に限らず、落下によるダメージでデータが飛んでしまう事もあります。
もう一度言います!小まめなバックアップ!宜しくお願い致します。 それでは今回はここまで!