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薄くて軽い有機ELパネル、だから扱いも難しい!I.C.C岡山倉敷店です。

2024/01/29

 こんにちは、iPhone修理のI.C.C岡山倉敷店です。

今日も頑張って修理をしております、iPhoneやらAndroidやらなんでもござれ。

ただ、今日はなかなか珍しいタブレットが持ち込まれました…IRIS OHYAMAのタブレットです。

こちらの充電口を見て欲しいという依頼があったのですが、探してはみたもののパーツ単品で売られているのを見つけられず、断念…。

当店ではApple製品以外のスマホやタブレットの修理も受け付けていますが、中には珍しいものや、パーツがあまり市場に出回っていない物などがあります。

そういった物は修理が出来ない場合もありますので、ご注意くださいませ…。

 

 さて、今日はiPhoneの修理で気を付けたいことのお話を。

みなさんは、iPhoneのパネルに使われている素材が液晶から有機ELに変更されている事をご存知でしょうか?

iPhoneXからはパネルの映像表現に有機ELが使われるようになっており、それまでの液晶と比べて映像のクオリティがぐんと上がってます。

X、11のころは有機EL パネルの厚みが液晶の時と変わらないくらいでしたが、12以降になると薄くて軽い有機ELパネルに変更されています。

パネルもフレームの縁に収まりきるようになったため、11までのiPhoneに比べると全体的な厚みも薄くなりました。

スマホの中でも重要なフロントパネルもきっちり進化しているiPhoneですが…それゆえに、修理の難易度も上がってたりします。

 

 この薄くて軽い有機ELパネルですが…そのため、強度が脆くなっているのです。

11までのパネルだと分厚いガラスのタッチ面で有機ELディスプレイが覆われていたので、ちょっとやそっとでは破損しづらい作りになっていました。

しかし、12以降は薄くするためにガラスの厚みを減らしましたので、それだけ脆くなってしまいました。

ガラス面からのダメージには強いらしいのですが…内部からのダメージには、そうでもありません。

iPhoneの修理をする際には、必ずパネルを取り外す必要があるのですが、12以降はこの薄いパネルのお陰で、慎重にやらないとすぐに破損してしまうのです。

これで取り外しやすければまだいいのですが、パネルをフレームに取り付けている粘着テープがこれまた強力で…これを剥がすだけでもまた一苦労。

さらに、年季が入って劣化してきたパネルだと、パネルをフレームに固定するためのベゼルと呼ばれる部分が剥がれる事があり、これもまた破損の原因となります。

とにかくパネルが破損しやすい要因が、12以降の薄い有機ELパネルには詰め込まれている訳です…しかもパネル代も高い。

 

 勿論、修理屋さんでは最大限に気を付けて12以降の修理作業をさせて頂いています。

破損したフロントパネルの修理ならともかく、それ以外の修理の場合でもパネルが破損する可能性が少しでもあれば説明をさせて頂いております。

お客様に安心して頂くためにも、こちらから説明できることがあれば何でも応えますので、修理の前になんでもご相談くださいませ。

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