iPhone修理ブログ
iPhoneをお風呂で使うのは危険です!! I.C.C倉敷店
2022/05/09
こんにちは!!ICC倉敷店です。iPhoneには防水機能があるのですがこれは完璧ではありません。
本日はそんなiPhoneの防水機能についてお話いたします。
iPhone7以降では、機器の保護性能を示す規格でいうIP67等級をクリアしています。IP67は、防塵等級6級、防水等級7級を示しており、防水においては一時的な水没に耐えられる仕様を示します。
では実際どれくらい耐えられるのでしょうか?耐えられる水深や水温はどの程度なのでしょうか?
防水等級レベル一覧表をみてみましょう。
■防水規格
IEC規格 | 種類 | 保護の程度 |
IPX6 | 耐水形 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 防浸形 | 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない |
IPX8 | 水中形 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
※参照元:IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格を元に、日本電機工業会がIEC529に準拠してIP表を規格化
iPhone SE 2やiPhone Xなどが備えるIPX7等級は「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても、内部に浸水しない性能がある」といえます。 しかし、ここで気をつけたいのが「お風呂での利用」です。
iPhoneは「防水性能があるからお風呂で使っても大丈夫だろう」と思われがちですが、前述の通り、iPhoneはあくまで耐水性能を備えているに過ぎません。水没させている時間が長すぎると、故障する可能性があります。
それよりも注意したいのが、防水試験では水温や入浴剤は考慮されていないことです。つまり、お風呂の水蒸気や入浴剤の成分がiPhone内部に入り込み、故障の原因になることは十分に考えられるのです。
そういった危険性を理解した上で、お風呂での使用を控えるか、絶対に濡らさない工夫が必要です。
水没してしまった場合はすぐに電源を落として水分を拭きとりましょう。
ジップロックに入れたお米と一緒に1晩放置して端末内部に入り込んだ水分を取り除く方法も有用です。
当店でも水没端末の修理を行っています。3時間程かかるのでその日のうちにお渡し出来ない可能性もございますのでご理解の程、よろしくお願いいたします。